高品質な模擬骨模擬骨のカスタム
 
TANACBONE News
日本人の骨格データに基づいたTANACBONE
TANACBONEの活用シーン
活用シーンイラスト
秋山 治彦 先生

岐阜大学 医学系研究科 医科学専攻

整形外科学分野 教授

秋山 治彦 先生

今まで使用していたモデルボーンは、形状・硬さともにヒトの骨と大きな相違があり、医療従事者および学生などが納得の行く使用感を得ることが難しい状況でした。 TANACBONEは、 CTデータを忠実に再現し骨質もヒトの骨に近く、質の高いハンズオンを行うことが可能です。 TANACBONEを多くの方にお勧めしたいと思います。
 
西田 周泰 先生

山口大学大学院 医学系研究科

整形外科学 助教

西田 周泰 先生

手術の練習、患者様への説明、日本人・アジア人向けの医療機器開発では、その人種・性別・年齢に特長を持つ骨格モデルを使用することが最適と考えます。 この度、 共同研究により患者データから作成した模擬骨が完成し、社会に出ることは大変喜ばしいことです。 この模擬骨が社会に貢献する一助になれば、医療人として大変嬉しく思います。
 
岡崎 義光 先生

国立研究開発法人産業技術総合研究所

岡崎 義光 先生

インプラントの力学的安全性の評価方法の一つである JIS T 0311 金属製骨ねじの機械的試験方法が2022年に改定されました。初版のJISは、2009年に制定されましたが、力学試験用模擬骨としては、 ASTM F1839に準じた海外製のみを引用しておりました。 今回の改正では、海外製に国産の模擬骨を加え、力学試験用模擬骨の力学特性とその評価試験方法を附属書に参考として示すことができました。それにより、 インプラントの評価方法、手術シミュレーションやトレーニング、手術器具の開発などへの大幅な活用が期待できます。 特に、 CT技術と模擬骨の製造技術を組み合わせることで、患者の骨格構造、部位別や骨粗鬆症などの病状に最適なカスタムメイドの模擬骨の製造が期待できます。 骨バンクなどを活用した生体骨を用いた力学試験では、数量的な制限がありますが、JISやASTMに準じることで品質が安定した力学試験用模擬骨が提供できる時代になりましたので、 力学試験用模擬骨の積極的な使用を期待しております。
ハンズオン 手技練習・デモンストレーション
より臨床に近い感覚の模擬骨で
満足度の高いハンズオンセミナーに。

TANACBONEは、日本人の CTデータから作られた模擬骨で、一般的な整形外科用手術器具を使用しての骨切り・ガイドピンの挿入・ネイルやラグスクリューの挿入・カップやステムの設置・スクリューやプレートの設置・リーミング・アンカー設置・除圧などの手技練習用に開発しました。簡易的でありながら、 臨床に近い感覚での練習が可能になるように設計しております。また、筋肉・靭帯・神経などを付けることで、 更に高度な練習も可能になります。

 
お客様の声

 
スクリュー挿入時に、皮質骨と海綿骨の違いが分かった。レントゲンを使用しながらのハンズオンは臨床に近く有意義だった。
海綿骨、皮質骨の感触がリアルだった。 靭帯や筋肉などの周辺組織も臨床に近かった。
寛骨モデルは寛骨臼部分も2層になっている為、リーミング時に皮質骨から海綿骨に入った際の感触の違いが分かり、良い練習になった。
ハンズオン
非臨床試験使用例
臨床試験では行えない試験を模擬骨で行うことで、
臨床使用上、可能性のある不具合事象を事前に検証。

TANACBONEは、医療機器開発時の社内評価の他、医療機器申請時の非臨床試験での使用実績もございます。

【例】

・試験用ブロックを使用したネジの引き抜き試験

・大腿骨モデルを使用したプレートリスク検証試験

 
お客様の声

 
模擬骨の密度を変えることで試験条件のコントロールができる為、臨床試験ではできないようなワーストケースの試験も行うことができ、リスクマネジメント強化に繋がった。
 

※試験内容のご相談も承ります。

評価試験・非評価試験
TANACBONEの基本仕様
○ 2層モデル

密度の異なる2層の硬質発泡ウレタン素材でできています。

LD (Low Density)

海綿骨が柔らかく、 切削 ・ スクリュー挿入 ・ラスピング・リーミングなどの手技練習をより臨床に近い感覚で行っていただけます。

HD (High Density)

海綿骨が硬めのモデルです。 手技練習の他、インプラントの強度確認などに使用されます。

 
○ 1層モデル

全体が同じ密度の硬質発泡ウレタン素材または硬質ウレタン素材でできています。

手技練習の他、インプラントの強度確認などに使用されます。

1層・2層モデル
ハーフカスタム

 
○ 密度変更

2層モデル・1層モデルともに密度の変更が可能です。

『試験用ブロック』 一覧の数値などを参照して、 ご希望のグレードをご指定ください。 ただし、 表中の数値はブロックでの代表値であり、 模擬骨に成型した場合と は若干異なります。

 
○ レントゲン対応加工

ほぼ全ての製品でレントゲン対応の加工が可能です。

加工後も密度や切削の感触などは、ほとんど変わりません。

 
○ 透明モデル

展示会などでのインプラントの展示にご利用いただいております。 支給されたインプラントをインサートしての成型加工が可能です。

骨折線加工・穴あけ加工ご希望のデザインで骨折線を入れることもできます。また、下穴など細かな加工も承ります。

ハーフカスタム

※モデルボーンの密度・寸法はおおよそです。成型上、密度・寸法にばらつきが出ます。

※材料の特性上、経時により黄変しますが、品質・物性上問題はございません。

※2層モデルは、一部海綿骨の色が透けて見える場合がございます。

 
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